ACT(アクト)について

こんにちは。ACTコーチ りょうかです。

僕は「ACT(アクト)コーチ りょうか」として活動していますが、

ACT(アクト)って何?という方に向けて、
少し詳しく説明していこうと思います。

A・・・acceptance(アクセプタンス)

C・・・commitment(コミットメント)

T・・・therapy(セラピー)

上記のとおり、「アクセプタンス&コミットメント セラピー」の頭文字、
A、C、Tをとって「アクト」と読んでいるわけです。

ACTの権威である、医師の「ラス・ハリス」さんによって、
日常生活を豊かにする心理療法の一つとして確立されてきたスキルです。

「自分軸で生きる」をサポートするりょうかが、
なぜ「ACT(アクト)」を扱っているのか、
お話ししていきますので、少々お付き合いください。

1 ACTは「思考とうまく付き合うための手段」


僕は、仕事で「成果」を出した出来事がありました。
でも、それは僕からみた「成果」であって、
周囲から評価されることはありませんでした。

とても虚しい気持ちになりました。
気分転換を図っても、頭の中には悔しさと悲しさが入り混じった、
もやもやした思考が駆け巡っていました。

そこから約1年が経ちました。
それでもなお、当時の悔しさと虚しさが、頭の中を駆け巡ることがあります。

あなたは、「考えたくもないのに、勝手に脳内に思考の嵐が襲ってくる」
といった経験はありますか?

思い出したくないことなのに、
なぜかふと気づくと考え込んでしまう。

楽しいはずの時間も、リラックスしているはずの時間も、
なぜか思考が頭の中で暴走している。

そんなとき、僕はこう思いました。
「今日は休日なんだから、自分にとって深いな思い出について考えたくない。
忘れられるように、気を紛らわすために、何か別の取り組みをしよう」と。
負の思考を「消そう」「忘れよう」と必死に対抗しました。

でも、相変わらず、思考は暴走し続け、
気づけは数時間経っていた。ということが、日常で頻繁に起こりました。

ACT(アクト)は、思考の暴走を「止めよう」としたり、「消し去ろう」とは
しません。
「湧き出てきた思考は、自分の膝下に置いておこう。思考と同じ場所にいるけど、
私は私のすべきことをします」と捉えます。

負の思考が降りかかってきたら、
「今、私は『自分ってダメな人間だ』と思っている。思っているけど、今私がすべき
ことは、おいしいコーヒーを楽しむこと」
といった具合に、「思考をありのまま受け止めながら、そのままにしておく」
ことが重要であると、ACTは考えます。

負の思考を「消し去ろう」と思うと、
負の思考とあなたが「向き合っている」状態になります。

負の思考にまともに向き合うのではなくて、
「私は今、ネガティブな考え方をしているな。その考えをビニール袋の中に入れて、
自分の隣に置いておこう。自分の隣に置いたら、前から気になっていた小説を読もう」と心の中でつぶやく。

思考を無理に消し去ろうとしない。
脳内によぎった思考を、「私はこう思っているんだな」と認識する。
そして、私の膝下、または隣に置いておく。
自分の肩に乗せておいてもいいですね。
そして、「私は何をしようとしたんだっけ。そうだ、本を読もう」と
自分にとって価値のある行動に注力するんです。



2 ACTが目指す3つの視点

ACTを日常に取り入れる目的は、

「自分にとって価値のある日々を過ごすため」

この一言に尽きます。

自分自身のために、限られた時間を最大限有意義に使うことができたら、
これ以上充実した人生はないでしょう。

ACTは、その実現に向けてとても良い影響をもたらしてくれるものだと
僕は考えています。

僕たち人間は、「こうしよう」と考えてとったことよりも、
そもそも脳内にインプットされた考え方の癖に基づいて行動をとる傾向があります。

あなたにとって「緊張するかもしれない」ような場面を想像してみてください。
その場面において、あなたは「緊張しよう!」と考えて「緊張」しますか?

おそらく、何を考えずとも、勝手に体が「緊張」しているはずです。

これは、「無意識に」脳がそのように処理しているんです。
あなたが、幼少期の経験から形成された考え方の癖というフィルターを通して、

「これは緊張する場面だ」と、無意識に判断しているんです。

無意識ということは、「体が勝手に導かれてしまう」ということです。

考え方の癖というものは、とてもしつこい性質をもっています。
何度も何度も、あなたの頭の中をよぎります。

そして、あなたが今、おいしいアイスクリームを食べようとしているその瞬間
でさえ、「あの人の、あの一言はとても気に食わない」と、
自分にとって負のエネルギーとなる思考が、勝手に脳内に潜入してくるんです。

そのような、思考の癖から導かれる「無意識」の行動パターンを客観的に
理解して、
あなたが本来すべきこと。あなたにとって価値のあるもの。
あなたの人生にとって重要だと思う事に、あなたの時間を使うということを
してほしい。

それを実現できるのが、ACTだと考えています。



3 「6つの視点」をつなぎ合わせると取り組みやすい

○「今、この瞬間」との接触
今、この瞬間におきていることに向き合うことが、何よりあなたの人生を豊かな
ものにします。
僕たちの体は、「今、ここ」にあります。過去でも未来でもない、今です。
脳内に、過去のことや未来のことが色々とよぎってしまうことがあれば、
あなたは「今」に戻ってくる必要があります。

○脱フュージョン
「フュージョン」とは、融合を意味します。過去や未来に向けた思考が脳内に
よぎったとき、あたかも「今」起こっているかのような感覚に陥ることが
よくあります。
昨日の失敗、さっき言われた深いな一言、あす異動を命じられるのではないか
という不安。
これは、実際に「今」直面しているものではなく、脳内で思考が駆け巡っているだけなんだということに気づかなければいけません。
気づかないと、「思考の暴走」にそのまま巻き込まれ、その思考のとおりの行動が
自然と結びつけられていくというリスクがあります。

なので、負の感情がふと頭の中をよぎったら、
「私は今、とても不快な気分になっているんだな。」とつぶやいてください。
その不快な気分と距離を置きましょう。

○アクセプタンス
不快な思考で頭の中がぐるぐるするときは、
「私はこう思っているんだな」と一言つぶやき、
自分の横に置いておきましょう。
それを「忘れよう」「消し去ろう」と思ってはいけません。

○文脈としての自己
テレビの画面の中に、自分が映っている状態を想像してみてください。
思考が頭の中をぐるぐる駆け巡っているときの自分の姿が、テレビの画面に映っている状態です。
その姿をみて、あなたは何とコメントしますか?
「不快に思う感情が頭の中をぐるぐるしているけど、テレビの中の私は、
その渦中にはいないけどね。一人で、想像して、その想像に囚われているのが
すごくもったいないね」と、哀れな状態であると評価するのではないでしょうか。


○価値とコミットメント
あなたの人生において、重要なポイントは何ですか?

大切にしたいポリシーは何ですか?

「あなたが本来求めているもの」にフォーカスすべきなんです。
あなたは、日常の中で「あなたが求めているもの」に出会うための
取り組みを重ねていくことが大事なんです。

でも、思考の暴走はある日突然やってくる。
あなたの脳内で暴走し始め、あなたを「本来の自分」から遠ざけようと
しむけてきます。

僕が大事にしているポイントもここにあります。
あなた自身が「価値」を置いていること。もの。考え方。
そこにフォーカスして、そこだけに行動指針を設定していことが大事だと
考えています。


4 あなたの「無意識」は過去の体験から形成されている

あなたが、日常生活で行なっている行動パターンは、
あなたが「こうしよう」とおもって取り組んでいると思いきや、
無意識的に取り組んでいるということが大半なんです。

自分を苦しめる思考を生み出す原因も、
自分自身の無意識領域にあると考えられています。

幼少期から今に至るまで。あなたの人生においてインパクトが大きかった出来事。
傷ついた事、否定された事、立ち直れそうになかった体験。

そこで刷り込まれた「考え方の癖」が、あなたを無意識的な行動へと導く。
それは、本来あなたが価値を置いているものではなく、
「もうあんな思いはしたくない!」とがむしゃらになって、もがいてしまう
結果に繋がっていきます。

ここまでよんでくれてありがとうございます。
まだまだ、説明不足なところもありますが、
ACTという手段が、「自分軸で生きる」に向かうための重要なツールになる
ということを、知ってもらえると嬉しいです。

                          ACTコーチ りょうか

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